2008年01月26日
■ 考察その3
先週は風邪でダウンしてましたが、具合も良くなったのでカットしてきました。
こんな感じで樹脂に埋め込み、薬品を使って金属組織を見ます。
向かって左側が大端の内側です。
変色しているのが熱処理の入っている部分ですが、加工面にしか熱処理が入っていません!
色々と考えられて加工されてるんですね・・・でも値段は高すぎるような気も(´Д`;)
参考までに某国内メーカーのコンロッドは、全体を熱処理するかメッキ処理後熱処理する位です。
こちらは内径側の内部組織写真です。
十時スケールの縦が境界面付近で、目盛りは0.01mmになります。
これらのデーターを踏まえて考えると、コンロッド自体には問題が無かったように思われます。
材質とかまで含んでもっと詳しく分析すれば面白そうですが・・・
圧縮比が高く単気筒で高回転まで回るという事で、コンロッドにはかなりの負荷がかかるので
メーカーでも”最重要交換部品”の指定が付く”消耗部品”と考えた方が良いようです!
投稿者 どらちゃん : 2008年01月26日 19:15